ブログ
ブログ
2016.06.04
歯を抜く 必要ありますか?
こんにちは 高橋デンタルクリニック 院長 高橋 誠です.
今日は歯を抜く治療 についてです.
歯医者さんに行ったら,「この歯はダメです.抜きましょう」と言われてしまった経験のある方は多いと思います.
「歯を抜かなければいけない.と言われたけど,痛みもないし,抜かなければいけませんか?」と相談に来られる患者様もおられます.
抜歯(歯を抜く治療)はどんなときに必要なのか,当院では
その歯を残しておいて不都合があるかどうか.
が抜歯の基準です.
例えば,
歯周病でぐらぐらしていて上手く噛めない.しょっちゅう歯ぐきが腫れる.など,その歯が存在していることで,日常生活に不都合が生じる場合.
根が割れてしまっている.重度の歯周病で周囲の歯を巻き込んでいる.ひどい虫歯で周りの歯や骨に病気を作っている,など自覚症状が無くても明らかに体に不都合を出している歯.
等です.
逆に,歯周病で多少ぐらついていても痛みの無い歯 や症状の無い親知らず などは経過観察を行い,あえて抜く必要はありません.
但し,
矯正治療や虫歯や入れ歯の治療で治療の妨げとなる歯 については抜歯をおすすめします.
更に,お体全体について,
骨粗鬆症の薬を飲む予定のある方,
近日中に心臓の手術などの大きな手術を予定している方,
抗がん剤や免疫抑制剤など,強い薬での治療が予定されている方については,抜歯をした方がよい事がありますので,ご相談ください.
また,自己血輸血の為の貯血や献血は抜歯後しばらくはできなくなりますのでご注意ください.
岐阜駅スグ インプラント,小児歯科
高橋デンタルクリニック 高橋 誠(日本口腔外科学会認定専門医)